シェリーとは

シェリーとは、スペイン南部に位置するアンダルシア州カディス県のヘレス市とその周辺で造られているヘレス・ワインのことです。
フラメンコでも有名なこの地域は、約3000年にわたるぶどう栽培とワイン醸造の歴史を有しています。シェリーは数あるスペイン・ワインのなかでも特に高い国際的知名度を持ち、シャンパーニュ地方の僅か3分の1程のぶどう栽培面積にもかかわらず、その名は日本でも広く知られています。 シェリーはこの地に受け継がれてきたぶどう栽培、醸造、熟成方法に基づき造られているので、一般的なワインと異なる点が幾つかあります。特に、製法の違いによるシェリーのタイプとソレラ・システムは、シェリーの個性を際立たせる要件となっています。


ヘレス・ワイン
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ、サンルーカル・デ・バラメダ、エル・プエルト・デ・サンタ・マリアのいずれかで熟成したものしかシェリーと名乗ることはできません。

ワイン
一般的なワインとは白、赤、ロゼといったワインのことで、すべて「スティル・ワイン」に分類されます。製法の異なるシェリーは「フォーティファイド・ワイン」に分類されます。

シェリーのタイプ
シェリーのタイプは大きく分けても11種類あり、ぶどう品種やブレンドの有無で3つのグループに分類されます。


ソレラ
瓶詰めをする最も古い樽の一群を”ソレラ”と呼び、ソレラに次いで古い樽の一群を”1stクリアデラ”と呼びます。 さらに若くなるにしたがい”2nd~”、”3rd~”と数字が大きくなり、20近くのクリアデラを有するシェリーもあります。 製品化の際にはソレラの最大1/3を引き抜き瓶詰めし、残った2/3に1stクリアデラのシェリーを加え熟成を待ちます。この作業を順次行い、最も数字の大きいクリアデラには”ソブレタブラ”と呼ばれるクラシフィケーション用の樽または発酵槽から、単一収穫年のワイン”アニャダ”を加えその減少分を補います。